開発資材・高速修復材・高速建造材(クギ・バケツ・バーナー)の備蓄について

最近こう思ったことはありませんか?

「イベントで沼ってバケツがごっそり減ったな・・・」

「最近の改二は開発資材を大量に消費するから困る」

「友軍使いすぎてバーナー足りない・・・」

今回はこうした悩みを解決するための内容になっています。

開発資材・高速修復材・高速建造材はそれぞれクギ・バケツ・バーナーといった俗称がありますが、これ以降は俗称を用いず正式名称で扱います。

任務で貰える数量

開発資材・高速修復材・高速建造材を貯める基礎となるのは任務です。デイリー・ウィークリー・マンスリーで各資材がどれだけ貰えるのかを確認してみましょう。

デイリー

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デイリー

デイリーで貰える開発資材・高速修復材・高速建造材の合計は15・10・5です。ただ、「南西諸島海域の制海権を握れ!(2-1~2-5のボスで5回勝利)」とその後続任務である「敵潜水艦を制圧せよ!(潜水艦6隻撃沈)」は面倒だからやらないという提督は割と多いのではないかと思います(少なくとも私はやりません)。その前提でいくと、デイリーで貰える開発資材・高速修復材・高速建造材の合計は15・8・4です。

ウィークリー

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ウィークリー

ウィークリーで貰える開発資材・高速修復材・高速建造材の合計は33・12・3です。数だけ見ると結構貰えるように思えますが、毎週きちんと全部をこなす提督はほとんどいないのではないでしょうか。特に「敵東方艦隊を撃滅せよ!(4-1~4-5ボスで12回勝利)」が面倒で、その後続任務を含めて全スルーという提督は多いと思います。さらに言うと、そもそも「あ号作戦」すら面倒でたまにしかやらないということもあるかと思います。表にある任務のうち、私が毎週必ずこなすのは「い号作戦」、「海上護衛戦」、「大規模演習」、「大規模遠征作戦、発令!」、「南方への鼠輸送を継続実施せよ!」、「対空機銃量産」、「「近代化改修」を進め、戦備を整えよ!」だけなので、ウィークリーで貰える開発資材・高速修復材・高速建造材の合計は13・2・1です(半分以下・・・)

マンスリー

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マンスリー

マンスリーで貰える開発資材・高速修復材・高速建造材の合計は17・8・0です。半数しかやらないウィークリーとは違い、マンスリーは「「水上反撃部隊」突入せよ!」と「給糧艦伊良湖」の支援」以外はほぼ毎月こなしています(1、2個忘れることはよくある)。前述の2つを除いた場合、マンスリーで貰える開発資材・高速修復材・高速建造材の合計は12・7・0です。

1ヶ月平均

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1ヶ月トータル

最後に1ヶ月平均で得られる数量を計算します。ここでは1ヶ月を30日とし、週は4.5週としています。計算してみると「あれ?思ったよりも増えるはずなのに、なんで実際はそこまで増えないんだ???」と思いました。まあ私の場合はウィークリーをかなりサボっていることの影響がそれなりにありますが、デイリー×30の部分が体感とは大きく乖離しているように思えます(特に開発資材)。

ただよく考えると、開発・建造は任務をクリアするために開発資材を消費することになるので、開発の結果次第ではマイナス収支になります(開発4回中2回成功で±0、3回・4回成功で-1・-2)。仮に±0で考えると、デイリー分の開発資材は9個になるので、1ヶ月で270個となります。さらに、改修でも開発資材を消費することも考えると、「思ったよりも増えない」という体感にほぼ近いような数字になります(開発資材を5個以上消費するような改修ばかりしていると本当に全然増えない)。

各資材別考察

開発資材

日々の改修で重い物(高性能の装備)をやるほど増えにくくなります。改修と言うと改修資材(ネジ)ばかりが目立ちますが、実は開発資材も結構な量を要求されます。例えば、エンドコンテンツとしてよく挙げられる16inch三連装砲 Mk.7+GFCSは、開発資材を16個も要求されます(ちなみに確実化すると24個になる)。開発資材を貯めるためには、こうした高コストの改修を極力控えるということが重要になってきます。ただ、いくら開発資材を貯めるためとはいえ、改修が不十分である場合にはそうはいきません。例えばイベントで必要不可欠な41cm連装砲改二は、高難易度に挑むのであれば☆6ぐらいまでは改修しておく必要があります。41cm連装砲改二の改修に必要な開発資材は8個(☆0~5)/13個(☆6~9)です(確実化すると10個(☆0~5)/41個(☆6~9))。

「日々の改修で高コストの装備を改修しつつ開発資材を貯めるなんて無理なのでは?」と思うかもしれません。確かに最低限の行動だけでは正直厳しいです。そういう場合には、開発資材を能動的に貯めていくようにしましょう。具体的には、開発資材は遠征で増やします。オススメの遠征は「海峡警備行動(55分)」ブルネイ泊地沖哨戒(60分)」です。詳しい編成条件はwikiで確認してください。面倒であれば、高練度の駆逐艦×6を編成すればまず大丈夫だと思います。この2つの遠征は大成功でなくても開発資材を入手できるのでオススメです(※確定入手ではありません)。開発資材を入手できる遠征は他にもありますが、大成功でないと入手できなかったり、時間効率が前述の2つに劣っていたりします。また、「海峡警備行動」ブルネイ泊地沖哨戒」は高速修復材もランダムで入手できるので、「開発資材だけではなく高速修復材も欲しい!」という提督には一層オススメです。

高速修復材

日々の使用を控える、すなわち日々の出撃を控えることが最も効率のよい備蓄方法です。それと合わせて、張り付ける日に遠征(長距離練習航海(30分))をひたすら回し続けましょう。開発資材とは違い、こちらは無駄遣いさえしなければ計算通りの月300個~という数字と体感は一致します。

高速建造材

高速建造材は一番増やしづらいです。1期の頃は大型建造さえ終わっていれば特に使い道のない資材であったため、3000個所持している提督も多かったと思います。しかし2期になってから一部の改二艦で要求されたり、強友軍を呼ぶために消費したりして、気がついたら結構な数がなくなっていて驚いたのではないでしょうか。

高速建造材はデイリーの5個がとにかく貴重です。ウィークリーやマンスリーではほぼ貯まりません。建造任務を一気に終わらせるために2個使ってしまうと、1日あたりの増分が4割も減ることになります。開発資材や高速修復材以上に、デイリーの5個を大事にしましょう。また、高速建造材を能動的に増やす手段は2-1ぐらいしかないので、空き時間に2-1を周回する癖をつけていきましょう。ちなみに、周回用の編成は「空母2水母1潜水艦3」がオススメです。

まとめ

まず共通の前提として、無駄遣いをしないことが一番の備蓄方法です。その上で、

開発資材遠征の「海峡警備行動」と「ブルネイ泊地沖哨戒」を回す

高速修復材出撃を控えて遠征の「長距離練習航海」を回す

高速建造材2-1を周回する

といった方針で増やしていきましょう。

【艦これ】2021年春イベントE-5(甲)

 

参考にしたサイト

艦これ攻略ブログ −ぜかましねっと艦これ!−

はじめに

E-5(本記事)は甲です。E-5の感想としては、「1本目は簡単」「2本目はラストがきつい」、「3本目は削りがきつい」です。

E-5は戦力→戦力→戦力のトリプルゲージです。

1本目は道中のリ級Ⅱが少々厄介ですが、ボスは補給艦なので簡単です。2本目は削りはかなりサクサク進められますが、ラストになるとボスの装甲が大幅に上昇(ほぼ2倍)し、さらに随伴にダイソン(耐久700)が加わるため、突然難易度が上がります。ラストに限って言えば、今回のイベントで一番難易度が高いのはおそらくこの2本目です。3本目はぱっと見の印象では水雷戦隊でなんとかなるようなボス編成には見えませんが、特攻補正がかなり乗るので見た目ほどは強力ではありません。とは言え、削りの段階ではなかなか安定してゲージを削れないため、ラストに挑むまでは結構時間がかかります。ただラストは装甲破砕の補正も入り、カットインでボスを一発KOできる可能性があるので、甲の最終海域ラストの割には簡単な印象です。

札についてですが、E-5では札は3種類(二水戦第八艦隊第二艦隊)あります。1本目は二水戦または第八艦隊、2本目は第二艦隊、3本目は二水戦になります。基本的にE-5に到達するまでにある程度札の割り振りはできていると思いますが、まだ悩んでいる部分があるならば、3本目から逆算して割り振りを決めましょう。とりあえず3本目のために最優先で残しておくべきなのは「神通、能代、矢矧、江風、陽炎、黒潮、長波、高波、Flethcher(Fletcherが使えない場合はAtlanta)」です。次点で「時雨、白露、浦風、風雲」となりますが、前述の最優先の艦を全員残せるようであれば、この次点の4人は2本目のゲージに回した方がいいです(特に時雨)。2本目で他に採用する候補は陸奥長門、大和、金剛型、Washington、South Dakota、高雄、愛宕、摩耶、妙高秋津洲です。1本目はここまでで名前が出なかった艦であれば基本的には誰を使っても大丈夫です。特に第八艦隊札でメインで採用することになるのは重巡ですが、今回は重巡が結構余っている印象なので、適当に余っている重巡を選んでしまって大丈夫です(青葉型、古鷹型あたり)。ただし、重巡と違って航巡はギミックで使うので、1本目では使わず温存するようにしましょう。なお、クリア後は札の制限なしでE-5に出撃することができますが、札はE-5のものがつくので他の海域では使えなくなります(共通札の海域を除く)。もし他の海域の掘りでも使用するという場合には、先にその海域で札を付けてからE-5で使うようにしましょう。

E-5では新艦の宗谷を始め、Washington、Helena、有明、御蔵、第四号海防艦がドロップします。宗谷は1~3本目各ボスマスでのみドロップしますが、確率的には掘りをするなら3本目一択です。1本目と2本目ではS勝利でしかドロップしない上に、ドロップ率も1%を切るようなので攻略中に出たらラッキー程度に思っておいた方がいいです(3本目はA勝利でも出る上に1本目と2本目のS勝利よりもドロップ率が高い)。3本目の掘りはバケツこそ消費しますが、水雷戦隊なのでバケツ以外の消費は少ないですし、クリア後は前哨戦の編成に装甲破砕補正が乗るので、削りの時よりもボスの難易度が下がります。攻略中に出なくてもそこまで悲観的になることはありません(甲での掘りだとE-4涼波の方がしんどい)。

マップ

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E-5マップ

編成とルート

・1本目(道中5戦:A-D-E-F-G-I-J1-J)    

鳥海青葉に特攻があります。

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E-5 1本目用編成

基地航空隊はAマスに東海×4を投げます。支援は不要です。ボスの編成自体は弱いので苦労しませんが、燃料・弾薬にペナルティがかかるので思ったよりは火力が出なくて打ち漏らしが発生するかもしれません。ボスは補給艦が3隻いるのであ号もろ号もこなせます。ドロップ率が高くないとは言え宗谷を狙えるので、あ号とろ号のついでに宗谷掘りをやってみるのもよいと思います。

・2本目(道中3戦:L-M-U1-V2-V)    

陸奥長門South DakotaWashingtonAtlanta風雲時雨に特攻があります。他に金剛型高雄愛宕摩耶妙高能代白露などに特攻があります。

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E-5 2本目用編成(削り)

開幕雷撃×4という編成にして、水上打撃でありながら先手をとります。道中唯一の通常戦闘マスでの事故を減らしつつ、ボスではタッチがネ級に刺さりやすくなります。削りの段階ではボスの装甲は高くないので、非特攻艦のカットインでも十分な火力が出ます。そのため、開幕雷撃担当の艦は夜戦火力を上げつつ開幕雷撃の威力も上げる魚雷カットイン構成にするのが最適です。たとえ夜戦カットインしなくても、開幕雷撃の威力だけで十分元は取れます。

基地航空隊はボスに「陸攻×3陸偵×1」を投げます。支援は道中に対潜支援を推奨(ボスは不要)。同航戦以上を引いてタッチが発動すれば余裕です。削りはかなり簡単です。

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E-5 2本目用編成(ラスト)

※Gotolandは海防艦で対潜を上げてます。

ラストは随伴が強化されてダイソンが増える上にボスの装甲が2倍程度まで上昇するので、特攻艦の攻撃でないとまともにダメージを与えられません。そのため、最低でも第二の特攻艦は魚雷ガン積みのカットイン構成にしましょう。

第一ではいくつか選択肢があります。おおまかには

・大和を入れるか入れないか(陸奥のタッチ発動順に干渉する)

陸奥のタッチに誰(長門or大和)を巻き込むか

陸奥と巻き込む艦の装備をどうするか(タッチの火力優先なのか弾着もさせるのか)

あたりが争点です。長門は非弾着の構成にしないとタッチで十分な火力が出ませんが、陸奥は弾着の構成でもタッチで十分な火力が出ます。その上、タッチ発動後(前?)の弾着でも随伴を沈められるので、弾着を捨ててまでタッチの火力を上げる必要はないと思います。大和については資材に余裕があるのであれば投入を推奨です。陸奥の砲撃順に割り込む可能性はあるものの、同じ特攻艦であるアメリカ戦艦や金剛型よりも素の火力が高いので、随伴を減らせる可能性は高くなります。大型艦の使用はこの2本目で終わりなので、多少は資材に目を瞑るべきです。

ラストでは敵第二に開幕雷撃を撃ってくる憎きナ級Ⅱが2体含まれていますが、本体の開幕雷撃と支援艦隊、さらに基地航空隊の3つで動く前に沈めます。特に基地航空隊の爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)がナ級Ⅱに有効です。通常はナ級の対空砲火でガンガン撃ち落される陸攻ですが、爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)はその対空砲火への耐性があるので結構生存します(それも数機というわけではなく10機以上は普通に残る)。加えて敵駆逐艦に対してかなりの火力を出すため、対処が困難だったナ級Ⅱが割と簡単に沈みます(ターゲットになればほぼ確実に沈む)。仮にナ級Ⅱ以外の駆逐に吸われたとしてもその駆逐は確実に沈むので、その後の支援と開幕雷撃での撃破率が上がります。前回まではお祈りするしかなかったナ級Ⅱですが、今回はそれなりに狙って倒せるのであまり脅威には感じません。

クリアの流れとしては「同航戦以上を引いてタッチでネ級を全滅orネ級×2を沈めつつボスかダイソンに大ダメージを与える」ところが最低限のスタートラインです。イメージとしては2020年梅雨イベントのE-6と同じような感じです。陸奥のタッチは思ったよりも発動率は高くない(5~6割程度らしい?)ので、初手or大和の砲撃後にタッチが発動しなくて苦労しました。ただ、逆に同航戦以上を引いて1巡目でタッチが発動しさえすれば、夜戦に入るまではほぼ消化試合という感じです(末尾の動画参照)。

・3本目スタート地点出現ギミック

条件は「UマスでA勝利2回」「Bマスで航空優勢2回」「基地防空で航空優勢2回」です。

次のギミックでもまたこの3つをやるので、編成は使いまわすことになります。Bマスは通常艦隊でやりますがUマスは連合艦隊でやることになるので、組み換えの手間を考えると、先にBマスをやってからUマス(+防空)をやり、そのまま編成を変えずに次のギミックで再度Uマスをやるという手順にするとよいと思います。    

Bマスは適当な空母2隻と駆逐艦4隻でOKです。空母に艦戦をガン積みすれば基地航空隊なしでも優勢はとれます。先制対潜ができる駆逐艦で固められない場合には、Aマスに東海を投げてもいいです。

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Bマス用編成

Uマス2本目の編成で秋津洲を空母に入れ替えるだけです。A勝利でいいので、空母おばさんを倒す必要はありません(もしここでS勝利が必要だったらかなり厳しかった・・・)。基地航空隊(一式陸攻 二二型甲×4)はUマスに投げることになりますが、Uマスは地味に遠い(行動半径10)ので、一式陸攻 二二型甲以外は陸偵などで行動半径を伸ばす必要があります。おそらくUマスに取り組んでいる間に防空も達成するはずです。    

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Uマス用編成

 ・3本目ボスマス出現ギミック

条件は「Uマス、Vマス、YマスそれぞれでA勝利2回」「SマスでS勝利2回」「Bマスで航空優勢2回」「基地防空で航空優勢2回」です。やることが多くて大変です・・・。

前のギミックの流れでまずはUマス(+防空)を終わらせます。さらに少し編成を変えるだけのVマスをやり、また編成を変えてSマスをやります。ここまでで連合艦隊でのギミック消化を終わらせ、残りのBマスとYマスを通常艦隊で終わらせます。

Uマスは前のギミックからの流れで編成を変えずにそのままやります(防空も同様)。

Vマス(2本目ボス)はUマス用の編成の空母をまた秋津洲に戻せばOKです。

Sマスは軽めの水上打撃部隊です(高速統一)。一応、Sマス勝利後にそのまま進めばVマスにはたどり着きますが、この編成でVマスを戦うのはきついと思うので素直に分割した方がいいです。基地航空隊はなくても余裕なので、Sマスに投げずに潜水艦マスや空襲マスに投げてもいいです。    

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Sマス用編成

Bマスは先ほどの編成(空母2隻と駆逐艦4隻)を使います。

Yマスは遊撃部隊で出撃します。下記編成では無駄に対潜装備を積んでいますが、後述の3本目の編成と同じでいいです。道中は輪形→警戒→警戒で切り抜けます。Yマスは警戒陣のパターンもあるので、基地航空隊に加えて砲撃支援も出した方がいいです。なおYマスは道中扱いなので支援は道中支援になりますが、Yマスより前は警戒陣で切り抜けるので、Yマス以外では支援はほぼ役に立ちません。Xマスで単縦陣を選ぶなら役には立ちますが、支援を生かして殲滅を狙うよりも警戒陣で回避に専念する方が最終的な被害は少なくなります。

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Yマス用編成
・3本目削り(道中4戦:B-C-F-Y1-Y2-Y)    

Fletcher江風高波黒潮陽炎長波に特攻があります。他に能代時雨白露風雲などに特攻があります。

友軍をフル活用する前提であれば、友軍弾きのために江風の代わりに磯風を入れることをオススメします(2~3番艦の位置に入れる)。

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E-5 3本目用編成(削り)

編成は考え方によって多少変わりますが、特効艦を並べるという部分は共通です。変わるのは補助をどこまで入れるかという部分で、これはボスで単縦陣にするか警戒陣にするかで決まります。ボスで単縦陣にするのであれば全員特効艦で固めるべきですが、警戒陣の場合は前3人は割と自由です。私の場合は警戒陣なので、火力担当は後ろ4人だけにしています。ボスで単縦陣と警戒陣のどちらがいいのかについてですが、個人的には警戒陣一択です一度単縦陣で挑んでみましたが、夜戦に入る前にボコボコにされてまともに動けませんでした()。また、警戒陣だと友軍の被弾率もかなり下がるので、行動前に潰されて何もしないで帰っていくという悲しい事態を避けることができます。加えて、友軍も警戒陣で火力が低下しない後ろの方にカットイン艦が並んでいるので、警戒陣を選んでも火力が低下することはほとんどありません(前の方に並んでいる艦は基本的に連撃構成なので、火力が低下しても割合ダメージでそれなりに削ってくれる)。

軽巡については神通、能代、矢矧あたりがメジャーです。神通はスロットが1つ少ない点、矢矧は特効持ちではない点がマイナスです。能代はそういったマイナスはない代わりに、他2人ほどのプラス面もないです。火力が欲しければ神通、開幕雷撃が欲しければ矢矧、特攻かつ4スロが欲しければ能代といった感じです。

道中・ボスの陣形は「輪形→警戒→警戒→警戒→警戒」です。潜水艦マスは警戒陣で切り抜けることになりますが、思ったよりはなんとかなります(被弾しないとは言っていない)。潜水艦マスを含め、全体的に被弾する時としない時の差が激しいので、一喜一憂せず淡々と出撃していきましょう。3本目はギミックで特効倍率が上がるラストよりも、ゲージの長さ的に削りの方がしんどいです。ボス戦もばらつきが大きく、耐久分を一気に削れることもあれば、100未満しか削れないということもあります。心を無にして削りましょう(白目)。

支援は基本的にボスだけでいいです。道中は出すなら対潜支援ですが、削りの時から支援を出すのはやや効率が悪いです。基地航空隊はボスに「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)×2(65戦隊以外の)陸攻×1二式大艇×1」を投げます。65戦隊は対空射撃回避補正があって撃墜されにくく、厄介なナ級を安定して沈められます。二式大艇ではなく通常の陸貞だと行動半径が足りないので注意。

・友軍について(3本目限定)

編成の冒頭で触れたように、本体に磯風を入れることを推奨します。友軍のパターンは下記になります。強友軍を前提とした場合、磯風を含む日進部隊が一番の外れなので、これを弾くために磯風を本体に入れるべきです。強友軍の序列としては、「大和部隊=由良部隊>>川内部隊>>>日進部隊」となります(主観に基づく)。

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友軍艦隊について

大和部隊は後ろ2人(藤波と早波)がカットインで結構なダメージを与えてくれることがあります(観測例:ネ級改相手に200オーバーのダメージ)。また、友軍の中で唯一の5隻編成なので、単純に手数が多いという部分も強みです。なお、旗艦の大和は友軍の中で唯一探照灯を持っていますが、ボスで警戒陣を選ぶのであればあまり恩恵は受けられません(警戒陣補正で普通に回避できるので)。

由良部隊は夕立と村雨がカットインの構成ですが、この2人もカットインで高ダメージを与えてくれることがあります(観測例:ネ級改相手に300オーバーのダメージ)。友軍のカットイン艦の中では、夕立と村雨の組み合わせが最も高ダメージが出やすい印象です。私のクリア時には、夕立と村雨がカットインでネ級改を2体沈めてくれたおかげでクリアできたので若干贔屓気味の評価です。

川内部隊は川内と雪風がカットイン構成ですが、観測した範囲では前述の2部隊ほどの高ダメージは見られませんでした。一度だけ雪風が高ダメージを出しました(観測例:ネ級改相手に200オーバーのダメージ)。

日進部隊は前述の通り友軍の中で一番の外れです。萩風と嵐がカットイン構成ですが、全然高ダメージは出ませんでした。さらに旗艦の日進は連撃でもカットインでもないただの単発攻撃しかできないため、割合ダメージによる削りも期待できません。

ボスで単縦陣を選ぶのであれば本体火力を削ってまで友軍弾きをするべきではないかもしれませんが、ボスで警戒陣を選ぶのであればほとんど本体火力を削ることなく友軍弾きができます。削りという長い目で見た場合、本体の1枠を犠牲(といっても大した犠牲ではない)にするだけで、日進部隊が一度も出なくなるというのは大きなメリットです。また、E-5までで磯風を既に使ってしまっているという場合には、萩風や嵐を入れてもいいと思います。非改二艦なので性能的には劣りますが、どうせ火力担当ではなく終始回避に専念するだけのポジションなので、あまり大きな影響はないと思います。

・装甲破砕ギミック

条件は「Hマス、V1マスそれぞれでS勝利1回」「Jマス、Uマス、VマスそれぞれでA勝利1回」「Bマス、Nマスそれぞれで航空優勢1回」です。

編成の手間を考えると、Bマス→Hマス・Jマス→V1マス・Vマス・Uマス→Nマスの順にやるといいです。

Bマスは繰り返しなので省略します。

Hマスについては2本目の編成をベースにして駆逐2を入れます。Hマスで大破が出なければそのまま進んでJマスも終わらせます。大破した場合は2本目の編成に戻して単独で終わらせます。

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Hマス用編成

V1マス2本目の編成で秋津洲を航巡に入れ替えればOKです。V1マスで大破しなければそのまま進んでVマスも終わらせます。

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V1マス用編成

Uマスは繰り返しなので省略します(秋津洲/航巡→空母)。

Nマスは本体の制空だけで十分ですが、足りない場合には基地航空隊も使ってください。

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Nマス用編成
・3本目ラスト(道中3戦:M-O-Z1-Z2-Z)

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E-5 3本目用編成(ラスト)

主魚電見を2人と魚魚魚見を2人の編成にしています。運が低い艦を主魚電見に、運が高めの艦を魚魚魚見にして、水雷戦隊 熟練見張り員は魚魚魚の方に優先して積みます。威力的には魚魚魚の方が高いので、スナイプワンチャンを狙うのであれば魚魚魚の方がいいです。ただし、Wマスである程度索敵が必要になることも考慮すると、1~2人は主魚電を入れるべきです。

駆逐艦の補助枠は対空カットインのFletcherと夜戦装備要員のТашкентです。索敵が不足するのであればТашкентの高角砲のところに電探を載せて下さい。攻略時は4スロということでТашкентにしていましたが、削りのところでも述べたように、友軍弾きのためにТашкентの枠には磯風を入れることを推奨します

ラストの軽巡の枠は、矢矧よりも能代や神通の方がいいかもしれません。ラストだと矢矧のカットインでは火力不足なのは否めません。ラストであっても司令部での単艦退避はありだと思います。特攻艦であれば理論上はクリティカルを引けば体力満タンの状態からでも(魚魚魚/主魚電)カットイン一発でボスを沈められる可能性があるので、ラストであっても1人ぐらいなら退避はありだと思います。司令部を積まない場合は見張り員を積んでおきましょう。

基地航空隊は削りの時と同じ「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)×2(65戦隊以外の)陸攻×1二式大艇×1」です。支援は道中に対潜支援、ボスは(面倒でも)フルキラの砲撃支援を出します。本体も(面倒でも)フルキラで臨みましょう。

削りを単縦陣でやっていたとしても、ラストだけは警戒陣にした方がいいです。理由はラストで随伴に加わる五月蠅いやつルンガ沖重巡棲姫-壊(E-3-3ボス)のせいで敵第一艦隊の砲撃が2巡するからです。いくら特攻が乗りまくっているとはいえ砲撃戦でボスクラスを沈めることはできないので、ト級以外の5体の2巡攻撃(計10回)を確実に受けることになります。これを単縦陣で乗り切るのはかなり厳しいです(敵が特定の艦だけを集中的に狙わない限り中大破祭になる)。しかし警戒陣の場合には命中率が高いのはルンガ沖重巡棲姫-壊ぐらいなので、ほぼその2回の攻撃を耐えるだけで済みます。

クリア時スクショ

・1本目

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E-5 1本目クリア時スクショ
・2本目

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E-5 2本目クリア時スクショ
・3本目

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E-5 3本目クリア時スクショ

動画    

【艦これ】2021春イベントE-5-2甲 - YouTube

【艦これ】2021春イベントE-5-3甲 - YouTube

【艦これ】2021年春イベントE-4(甲)

参考にしたサイト

艦これ攻略ブログ −ぜかましねっと艦これ!−

はじめに

E-4(本記事)は甲です。E-4の感想としては、「1本目の道中がきつい」「2本目はかなり簡単」、「3本目は簡単」、「4本目は最後がきつい」です。

E-4は戦力→輸送→戦力→戦力のクアドラプルゲージです(艦これ初のゲージ4本)。1本目は道中(特に空襲)がきつく、運が悪いと大破が頻発します。2本目はかなり簡単なのでサクッと終わります(癒やし)。3本目は2本目よりは難しいですが、甲としては簡単です。4本目は削りはさほど苦労しませんが、ラストでボスの装甲が一気に高くなるので突然難しくなります。先行勢は装甲破砕ギミック無しでのクリアが目立ちますが、これから攻略するというのであれば、面倒であってもギミックをこなす方がいいと思います。ギミックなしだとかなり沼りますが、逆にギミックさえやれば普通にクリアはできます(ただしギミックは結構面倒ですが・・・)。

ここでE-4以降の札のことを話しておきます。E-4では4枚の札(遊撃部隊、輸送部隊、第二艦隊、第三艦隊)が付きますが、このうち第二艦隊はE-5と共通、第三艦隊はE-2と共通の札です。また、E-5では3枚の札(二水戦、第八艦隊、第二艦隊)が付きますが、このうち二水戦はE-3と共通、第八艦隊もE-3と共通、第二艦隊(前述)はE-4と共通の札です。言葉だけだとわかりづらいので、次の表をご覧ください。

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イベントの札一覧

E-5は新規の札がありません。また、E-4も4枚のうち2枚は他海域との共通札となっています。それを踏まえると、E-4では前段のように戦力を出し惜しむ必要はあまりないのでそろそろ本気出しましょう。なお、E-3で長波を温存してクリアした場合、結局E-5で使うことになるので今のうちにE-3で二水戦の札を付けておいた方がいいです(うっかりE-4で使わないようにするため)。E-5を甲以外でクリアするというのであれば、E-5では札のことは考えなくてよくなるので気にしなくて大丈夫です。

E-4では新艦の涼波を始め、South Dakota、Ark Loyal、Saratoga、Graf Zeppelinがドロップします。涼波は複数ドロップしないようです。涼波はW(ギミックマス)、Y(3本目ボス)、Z(4本目ボス)でドロップしますが、いずれも掘りでは苦労しそうです(W、Zマスは周回コストが高く、Yマスは周回難易度は低いがドロップ率が低い。)。正直甲での涼波掘りはおすすめできないので、涼波を優先するなら難易度は下げた方がいいと思います。ただ甲の報酬装備が結構優秀なので、それを捨ててまで難易度を下げるべきとも言えません。まあ涼波は普通の駆逐艦なので、「攻略中に出なければ諦める」という方針でいくのが無難だとは思います。

マップ

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E-4 マップ

編成とルート

・1本目(道中5戦:BDEGIJL)  

摩耶高雄島風筑摩に特攻があります。他に愛宕鳥海鈴谷などにも特攻があります。

摩耶はE-5のことも考えると4本目で使った方がいいです。ただし1本目の空襲がかなりきついので、摩耶を使わない場合には何かしらの形で対策した方がいいです。

※遊撃部隊なので、第三艦隊(札の名称ではない)で編成・出撃する必要があります。うっかり第一艦隊で出撃してしまって本来付けるはずではなかった札を付けてしまうことを防ぐため、第一艦隊には複数種類の札の艦を編成しておくことを推奨します。

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E-4 1本目用編成

2018年冬イベ(レイテ後編)以来となる遊撃部隊です(お前・・・死んだはずでは・・・)。 1本目は潜水→空襲→潜水→空襲→水雷→ボス(陸上)という嫌らしい流れです。イメージとしてはE-1-2の強化版といった感じです。支援や基地航空隊の使い方は考え方によって変わりそうですが、私の場合はこんな感じ(↓)にしていました。

・支援

→道中(対潜支援)は出す。ボスは最後のみ。

・基地航空隊

→1部隊(陸戦・局戦×4)は2つの空襲マスへ分散。2部隊(陸戦×1陸攻×2陸偵×1)はボス集中。

潜水艦は支援と朝潮の1スロ先制対潜で、空襲はエアカバーと摩耶の対空カットインで誤魔化します。2つの潜水・空襲マスを抜けた後の水雷マスは、敵が警戒陣のパターンだと厄介です。ここのマスは警戒陣でやり過ごすのが無難でした。

ボスはいくら燃えやすいとは言え、高耐久の集積が3体並ぶとさすがに厄介です。特に上記編成の場合、中破状態でも集積をワンパンできるのは霰しかいないので、霰が旗艦や砲台を狙うと集積が残りまくって夜戦までに随伴を減らしきれないことが多いです。阿武隈の開幕雷撃や朝潮の先制対潜を諦めてWGを積めば対ボスはかなり余裕になるとは思いますが、そうすると道中安定度が低下するので悩ましいところです。このあたりは実際に攻略しながら微調整してください。

追記:阿武隈の開幕雷撃がなくてもあまり変わらなかったので、そもそも阿武隈ではない(対地装備を積める)軽巡でも問題ないです。

・2本目(道中4戦:Q-Q2-S-T-U-T1-V)

※日進、秋月、フレッチャー、Ташкент、雪風はサブです。

※色々な艦に特攻がありますが、特に特攻を使わなくてもクリアできます。もし必要であればwikiで調べてください(丸投げ)。

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E-4 2本目用編成

またまた輸送ゲージでネ級改がボスです。ここでは駆逐艦の魚雷カットインが決まればS勝利がとれるので、基本的にはS勝利を狙っていくことになります。上記の編成ではS勝利でTP236、A勝利でTP165です。甲ではゲージがTP750なので、2回S勝利できれば(残り2回がA勝利でも)4回でクリアできます

ある程度索敵がないとボス前で逸れるようです。おそらく水偵×2と電探1~2個あたりが基準となるようです。道中では1戦目の潜水艦以外は全て空襲ですが、今回のイベントの他の空襲とは違い、ここの空襲はかなり弱いので対空カットインだけでほぼノーダメージで切り抜けられます(癒し)。潜水艦は基地航空隊だけで壊滅することも多いですが、念のため2人ぐらい先制対潜できるようにしておくと安心です(装備についてはそれぐらいの余裕はある)。

基地航空隊は1部隊(東海×4)をQマスに、残り2部隊(陸攻×3陸偵×1)をボスに投げます。カットイン艦が潰されさえしなければS勝利はとれます。

・3本目ルート開放ギミック

条件は「Wマス、XマスそれぞれでS勝利2回」「Oマスで航空優勢1回」「基地防空で航空優勢2回」です。

基地航空隊の編成を考えると、クリアする順番は「W→O→防空→X」の順にするといいです。先に各ギミックで使う基地航空隊の編成を載せておきます。

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3本目ルート開放ギミック用基地航空隊

Wマスは2本目の編成の装備を変えるだけでOKです。Wマス前のV3マスがややキツいです。水戦なしだとネ級やツ級に連撃されるのである程度の制空が必要です(水戦×2だと不足でしたが、水戦×3で足りるかどうかは確認できていません)。また、V3→Wである程度の索敵が必要です(先ほどと同じ水偵×2と電探1~2個あたりが基準?)。Wは陸上型とPTの両方の対策が必要です。Wマスは道中扱いなので、V3マス対策と併せて道中支援が有効です(支援なしでもSはとれるが安定度は下がる)。基地航空隊は2本目の時のままでよく、1部隊(東海×4)をQマスに、残り2部隊(陸攻×3陸偵×1)をWに投げます。

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Wマス用編成

Oマスは適当に余っている艦でOKです(雑)。基地航空隊は1部隊(東海×4)をMマスに投げます。1部隊を防空用に変えておきます(運が良ければ1回防空できる)。残りの1部隊は待機でいいです。

※全員サブ艦です。

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Oマス用編成

防空優勢は潜水艦単艦で出撃します。ABDEGと進軍してGで撤退します。空襲→潜水→空襲→潜水→空襲という流れになっているので、潜水艦であればノーダメージでGまで進めます。BとEに東海を投げておくと敗北を防げます。まるゆレベリングとしておすすめです。

Xマスへ行くには軽巡1駆逐6でなければならないので、Dマスの空襲がかなりきついです。私はこのXマスのためだけに秋月型を投入しました。索敵については電探5がギリギリラインです。水偵を積める軽巡を起用できると少し楽になります。基地航空隊は1部隊(エアカバー)をDマスに、残り2部隊(陸攻×3陸偵×1)をXマスに投げます。潜水艦マスは対潜支援で処理します。ちなみにXは警戒陣のパターンだと厄介です。

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3本目ルート開放ギミック用編成3
・3本目(道中4戦:B-C-F-Y1-Y2-Y)  

※摩耶、三隈(3人目)、大井(2人目)はサブです。照月は他に2人サブがいます。

Saratoga瑞鶴翔鶴摩耶利根阿賀野浦風愛宕Johnstonに特攻があります。

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E-4 3本目用編成

支援は道中推奨、ボスはラストだけ推奨です。基地航空隊は2部隊(陸戦×1陸攻×2陸偵×1)をボス、残り1部隊は自由です(BかY2へ投げる)。

削りは簡単です。ラストはヌ級が改になるのとナ級が開幕雷撃を撃ってくるのとで少しだけ苦戦します。またト級(ラストはナ級も)の対空砲火が激しいので、基地航空隊と本体の航空攻撃が通りづらいです(熟練度が禿げあがる)。削りの時点では不要ですが、ラストだけは特攻艦のフィニッシャーがほしいと感じました。

・4本目ルート開放ギミック

条件は「Lマス(1本目ボス)でS勝利1回」です。編成は1本目の時の流用でOK。

・4本目削り(道中3戦:M-O-Z1-Z2-Z)

※Commandant Teste、涼月、大井、北上はサブがいますが、ここで使っているのは全員メイン(1人目)です。

WashingtonSouth Dakota時雨最上に特攻があります。

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E-4 4本目用編成(削り)

支援は削りの時点から道中は推奨です。ボスはラストだけで大丈夫です。基地航空隊は1部隊(東海×4)をMマスへ、残り2部隊(陸戦×1陸攻×2陸偵×1)をボスへ投げます。

第2艦隊は基本カットイン構成です。道中ボスともに開幕雷撃×4で先手を取ります。摩耶を他の札で使い切っているので、代わりに涼月を入れています。火力の出る特攻持ち駆逐艦が時雨以外いない(白露はE-5で使う予定。島風・長波・文月は他札で使用済み。残りは藤波、早波、五月雨だが火力も運も不足する。)ので、誰を入れても変わらないのであれば、対空カットイン艦にしようという感じです。対空カットインの代わりに先制対潜でもいいと思います。ネルソンタッチはボス前で使います。タッチに特攻艦を巻き込むのであれば伊勢とWashingtonの位置は入れ替えるべきですが、WashingtonとSouth Dakotaはボス前では特攻がないようなのであまり意味がありません。むしろボスで特攻艦が早めに動けるように2番目に持ってくる方がいいと判断したのでこの並びになっています。

・装甲破砕ギミック

条件は「Iマス、Z2マス、LマスそれぞれでS勝利1回」「YマスでA勝利1回」

「Gマスで航空優勢1回」「基地防空で航空優勢1回」です。

Yマスについては3本目と同じでいいです。

Z2マスについては4本目の道中なので、特に追加で必要な要素はありません(他の条件を全て消化した後、最後のゲージ割りの時にやればいい)。

Lマスについては1本目と同じでいいです。

IマスはLマスのついでで達成するのが理想ですが、できなかった場合はGマスのついでにやりましょう。

Gマス防空優勢はまとめてやります。1部隊を防空に、残り2部隊をエアカバーにします(2部隊のうち1部隊をDとGに分散、もう1部隊をG集中)。ボスを気にしなくていいので対潜と対空に全力を注ぎましょう。なお、航巡の代わりに水母でも大丈夫なので、札の関係で航巡2ができない場合には水母にしましょう(その場合高速統一を忘れないこと)。

※三隈はメイン(1人目)ですが、このギミックのためだけにここで採用しています。

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Gマス用編成
・4本目ラスト(道中3戦:M-O-Z1-Z2-Z)

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E-4 4本目用編成(ラスト)

ラストとはいえ基本的には削りの時と同じです。並び順を変えたり、涼月の電探を夜戦装備に変えたぐらいです。ちなみに、Zaraがなぜか瑞雲を積んでいますが、本来は紫雲のはずです(なぜ間違えた・・・)。

クリア時スクショ

・1本目

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E-4 1本目クリア時スクショ
・2本目

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E-4 2本目クリア時スクショ
・3本目

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E-4 3本目クリア時スクショ
・4本目

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E-4 4本目クリア時スクショ

動画:【艦これ】2021春イベントE-4-4甲 - YouTube

【艦これ】2021年春イベント 巻波掘り(甲)

はじめに

巻波はE-3のZマス(3本目ボス)でのみドロップします。E-3の攻略と編成の基本的な部分についてはこちらをご覧ください。

某所を参考にすると、甲の場合、巻波はS勝利で約4.2%、A勝利で約2.1%です(2021/5/19 0時時点)。

巻波以外にはColorado、Washington、Hornet、Perthがドロップします。巻波は複数ドロップしないようですが、それ以外は最低でも2人目は出るようです。E-2と比べると目ぼしい艦は多くないので、基本的には巻波を掘れたらE-3での掘りを切り上げ、E-1やE-2で掘りをする方がいいです。

S勝利の回数とドロップ確率の目安を計算すると(ドロップ率を4.2%と仮定)、

 ・20回目までに出ない確率=約42%

 ・30回目までに出ない確率=約28%

 ・40回目までに出ない確率=約18%

です。確率的には、S勝利だと30±10回程度の周回が必要になります。

マップ

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E-3マップ

編成とルート

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E-3 巻波掘り編成

・掘り用編成(道中3戦:ACEGFIXMZ)

基本的には攻略時の編成をそのまま流用すれば大丈夫です。

E-2の掘りと比べると、E-3での掘りはバケツの消費が多くなります(E-2が少なすぎるだけですが)。クリア後はボスの編成が弱体化し、さらに装甲破砕ギミック解除済みになるので、攻略時よりもS勝利しやすくなります。攻略時と同様に、ドラム缶のせいで装備枠がカツカツな状態でさらに対ボス用の火力、道中の対潜・対空の3つ全てを用意するのは難しいです。その不足分は支援や基地航空隊で補うことになります。

当たり前ですがフル支援できるのであればフル支援するに越したことはありません。しかし「掘りでそこまでするのはちょっと・・・」という方も多いと思います。そのような場合にちょうどよいのが、基地航空隊を「1部隊(陸攻×4)をボスへ」、「もう1部隊(陸戦×2東海×2)をCとGに分散」といった割り振りです。攻略時にはボスへ投げるのが1部隊だけだとやや火力不足でしたが、クリア後は弱体化しているので1部隊でもそれなりに大丈夫です。また、本体だと対策が厳しい対潜・対空をもう1部隊の基地航空隊で補うので、道中の安定度も増します。「多少の道中撤退やA勝利は許容するから支援は使わずに掘りをしたい」という場合にはおすすめです。

ドロップ時スクショ

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巻波ドロップ時スクショ

 

【艦これ】2021年春イベント 伊203掘り(甲)

はじめに

伊203はE-2のZⅡマス(3本目ボス)でのみドロップします。E-2の攻略と編成の基本的な部分についてはこちらをご覧ください。

某所を参考にすると、甲の場合、伊203はS勝利で約3.4%、A勝利で約1.4%です(2021/5/18 22時時点)。伊203掘りは基地航空隊を使うものの本体は潜水艦×6だけであり、バケツを使うこともかなり少ないので非常に掘りに優しい海域です。また、あ号・い号・ろ号を全部こなせます(神)。感覚としては1期の2-3と5-4を足したようなイメージです。S勝利は潜水艦がカットインを出すか出さないか次第なので運が絡みますが、少なくとも7~8割はS勝利となるはずです。しかし、その難易度・周回コストとは(いい意味で)不釣り合いなぐらいドロップは豪華です。伊203を掘るついでに、South Dakota、Helena、照月、有明、平戸、石垣、八丈、伊26、日進あたりも狙ってみるといいと思います。特に未所持の場合は日進を本気で狙いましょう。

S勝利の回数とドロップ確率の目安を計算すると(ドロップ率を3.4%と仮定)、

 ・20回目までに出ない確率=約50%

 ・30回目までに出ない確率=約35%

 ・40回目までに出ない確率=約25%

 ・50回目までに出ない確率=約18%

です。確率的には、S勝利だと35±10回程度の周回が必要になります。

マップ

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E-2マップ

編成とルート

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E-2 伊203掘り編成

・掘り用編成(道中3戦:W-Z-ZⅠ-ZⅡ)

基本的には攻略時の編成をそのまま流用すれば大丈夫です。索敵がある程度必要なのを忘れずに。基地航空隊は1部隊(コスト削減のためにネームド艦載機×3陸偵×1)をWとZⅠに分散、もう1部隊(陸攻×4)をボス集中です。「伊19と伊26を1番目と5番目に(随時交代してキラ維持)」、「伊58を6番目に」、「残りを2~4番目に」するといいです。高倍率特攻の伊19/伊26を旗艦にしてカットイン確率を上げ、削り切って最後に少し装甲を抜くために運の高い伊58をアンカーにします。

ドロップ時スクショ

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伊203ドロップ時スクショ

【艦これ】2021年春イベントE-3(甲)

3本目周回用の編成だけ見たい人はこちら

参考にしたサイト

艦これ攻略ブログ −ぜかましねっと艦これ!−

はじめに

E-3(本記事)は甲です。後半含めてまだ情報が少ないので、戦力に不安のある方はもう少し様子見した方がよいと思います。

E-3の感想としては、「2本目は簡単」、「3本目は装備の縛りが厳しい」です。

E-3は輸送→戦力→戦力のトリプルゲージです。1本目は比較的S勝利が安定する代わりにゲージが長いです。2本目はかなり簡単なのでサクッと終わります。3本目はボス自体はS勝利しやすいですが、装備の縛りのせいで道中対策する余裕があまりありません。掘りをする際にはそれがネックとなりますが、ひとまず攻略にあたっては支援でなんとかすればいいと思います。

E-3では新艦の巻波を始め、Colorado、Washington、Hornet、Perthがドロップします。巻波は複数ドロップしないようですが、それ以外は最低でも2人目は出るようです。E-2と比べると目ぼしい艦は多くないので、基本的には巻波を掘れたらE-1やE-2で掘りをする方がいいです。

マップ

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E-3 マップ

編成とルート

・1本目(道中3戦:ACGFJILMN)

※海風は海防艦改修で対潜上げてます。

長波江風海風山風親潮黒潮に特攻があります(つまり↓の編成全員に特攻あり)。他に陽炎涼風高波などにも特攻があります。

長波は可能であれば後段の情報が出るまで残しておきたいですが、ここでケチるとゲージ破壊時に沼る要素になります。

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E-3 1本目用編成1

使用する艦は3本目と同じなので、3本目で使う艦を先に決めましょう。特攻倍率が高い改二艦で言うと、陽炎、黒潮、長波のうち2人は投入したいところです。また、この3人についてはカットインを狙うことになりますが、運の高さも考慮すると、採用順位は長波、黒潮、陽炎の順になると思います。特に長波は素の運が他の2人よりもかなり高いので、是非とも採用したいです。長波はE-2でたくさんドロップするので、後段でも必要になったらE-2で拾ってきて育てればいいと思います()。長波をどうしても温存したいのであれば残りの2人で頑張ってください。また、道中の空襲がきついという場合には、山風や親潮の代わりに対空カットイン仕様のFletcher(特攻あり)を投入するというのもありです(ただその場合にはサブを所持していないと後段が怖い)。

E-2の輸送と同じくネ級改がボスですが、S勝利がとれないE-2とは違ってE-3では特攻のおかげで普通にSがとれます。上記の編成ではS勝利でTP110、A勝利でTP77です。甲ではゲージがTP750なので、最短でも7回のS勝利が必要です

基地航空隊は1部隊(局戦・陸戦)をGマス(空襲)に、もう1部隊(陸攻×4)をボスに投げます。また、道中のPTと夜戦対策として道中支援を推奨します。この場合、最初の潜水艦マスだけはお祈りする必要があります。 

ちなみに、長波か黒潮の片方を対空カットイン構成にしようとすると下記のようになりますが、この場合にはS勝利でTP102、A勝利でTP71なので、最短でも8回のS勝利が必要となり、前述の編成の場合よりも最低出撃回数が1増えます。前述の編成で1回でもS勝利を逃してしまったら下記の編成に切り替えてしまいましょう(対空カットインのおかげで多少は被害が減るはず)。

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E-3 1本目用編成2
・2本目ルート開放ギミック

条件は「Bマス、O2マスで航空優勢1回」「O1マス、O3マスでS勝利1回」です。

Bマス、O2マスの方の編成は、「空母2隻(のみ)に艦戦ガン積み」でOKです。適当に余ってる空母で構いません(あまりにも低レベルすぎるとBマスで大破するかもしれませんが・・・)。

※Ark Royal、葛城のどちらもサブです。

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2本目ルート開放ギミック用編成1

O1マス、O3マスの方の編成は、重巡を旗艦とした通常艦隊です。この編成はこのギミックのためだけにしか使わないので、極力サブ艦でなんとかしたいところです。基地航空隊は1部隊(陸攻×4)をO3マスへ、もう1部隊は空襲マスへのエアカバーかO1マスへ東海部隊を投げるか好きな方をお選びください。

※足柄、Libeccioはサブです。Helenaはサブがいます。

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2本目ルート開放ギミック用編成2
・2本目(道中5戦:ACEGQRVW)

ほぼ全員サブです。サブ(またはサブがいないの)は那珂だけです。

※色々な艦に特攻がありますが、特に特攻を使わなくてもクリアできます。もし必要であればwikiで調べてください(丸投げ)。

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E-3 2本目用編成

この後の3本目開放用の編成で使う艦を先に決めて、その艦を組み込むような形で編成を決めましょう。

支援は不要です。1本目や3本目と違って道中の対潜・対空用の枠に余裕があります。基地航空隊は「陸戦×1陸攻×3」2部隊をボスへ投げます。はっきり言ってかなり簡単なのでこれ以上言うことはありません。

・3本目ルート開放ギミック

条件は「Eマス、Gマス、Hマスそれぞれで航空優勢1回」です。ただ、このギミックに取り掛かる前までに既にEマスとGマスはクリアしてしまっている場合がほとんどなので、実質的にはHマスのみを考えればいいです。

※大鷹、三隈、Jervice、初月、Samuel B.Robertsはサブです。

※残りは適当に余っている駆逐艦を使いましょう。

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3本目ルート開放ギミック用編成
 ・3本目(道中3戦:ACEGFIXMZ)

※使用する艦は基本的に1本目と同じです。

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E-3 3本目用編成

1本目とは装備を大きく変えますが、注意点として甲の場合5隻にドラム缶を積む必要があります(いわゆるガン積みではなく分散させないとだめ)。そのため、装備枠がデフォルトで5減った状態になるのでかなりカツカツです。そのような状態で、対ボス用の火力、道中の対潜・対空の3つを本体のみで全て用意するのはかなり難しいです。そのため、不足分は支援や基地航空隊で補います。

支援や基地航空隊については下記を参考に決めて下さい。

・基本形:支援なし/基地航空隊はボス集中

→道中の潜水艦マスと空襲マスは基本お祈りでゴリ押す。敵潜水艦の陣形(梯形陣か単横陣か)と空襲次第なのでかなり運頼み。被害が少ない時もあれば大きいと時もある。

・対潜系:道中支援(対潜支援)/基地航空隊はボス集中

→道中の潜水艦マス通過率が大幅向上。お祈りが空襲マスだけになる。

・対空形:決戦支援/基地航空隊の1部隊を空襲マスに割く

→潜水艦マスはお祈り。空襲マスに1部隊割くだけで大破率が大分低下。1部隊減った分の対ボス火力低下を支援で補う。

・対潜対空ハイブリッド形:道中支援(対潜支援)と決戦支援/基地航空隊は1部隊を空襲マスに割く

→要はフル支援の全力投入です。やるならラスダンだけでいいです。

ボスについては、基地航空隊2部隊をボスに投げるのであれば随伴がほぼ壊滅の状態でスタートできるのでS勝利が安定します。しかし1部隊だけ、かつ決戦支援なしだと、リ級(特にⅡの方)が残りやすくS勝利は怪しいです。S勝利をとるためには閉幕雷撃までにボスを中破させる必要があり、閉幕雷撃までにボスを中破させるためには砲撃戦でカスダメを蓄積させる必要があります。そのためには砲撃戦開始前の時点で随伴をほぼ壊滅させておく必要があるというわけです。

ちなみに、最終形態には恒例の装甲破砕ギミックがありますが、特攻艦のカットインであればギミックなしでも普通にクリアできます。ギミック解除が面倒な割には大したリターンは得られないので、基本的には無視してしまって大丈夫です。

クリア時スクショ

・1本目

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E-3 1本目クリア時スクショ
・2本目

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E-3 2本目クリア時スクショ
・3本目

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E-3 3本目クリア時スクショ

動画:まだ録画するような難易度ではない()

BIG4がベーグルでセットを取った/取られた回数

こんにちは。

つい1週間ほど前のマドリード終了時点では、「今年のナダルはRG無理そうだな・・・」なんて思っていましたが、まだ調子が上がりきっていない中でもローマで優勝できたので、なんだかんだでRGには間に合いそうな気がしてきて少し安心した筆者です(長めの挨拶)。

そのRGまでは少し間が空くので、以前に大体書き上げていたネタを投稿します。まずはこちらの記事をご覧ください。

ビッグ3がベーグルでセットを取った回数・取られた回数は? (thetennisdaily.jp)

フェデラーナダルジョコビッチのベーグルの回数が出ていますが、ベーグルの詳しい内訳までは触れていません。久しぶりにいい集計ネタが見つかったので、複数の観点から3人と(比較の意味もあって)マレーのベーグルについて見ていきたいと思います。

余談ですが、記事では0-6でセットを落とすことを「ベーグルされた」と書いていますが、私は某所の影響もあって「(ベーグルを)焼かれた」と表現することが多いです(逆に6-0でセットを取った場合は「(ベーグルを)焼いた」になります)。焼く/焼かれるだと能動/受動が明確で使いやすいので、私はこの表現を好んで使っています。また、私は単に6-0/0-6のスコア自体のことをベーグルと呼んでいます(能動/受動の情報が必要ない時、または自明な時に使う)。余談の余談ですが、6-1/1-6のスコアのことは1の形にちなんでバケットと言われることがあります(ベーグルと同じく焼く/焼かれるで能動/受動を使い分けれる)。また、日本(の某掲示板)ではポッキーと言われたりもします(個人的にはポッキーの方が慣れた表現です)。

・・・話を元に戻します。データの集計は恒例のtennisabstractですが、なぜか一部の数字が前述の記事とは異なっていました。本記事では私が集計した方の数字で統一します。集計対象は「BIG4全員のツアーレベルでの試合(=チャレンジャーやフューチャーズは除く)」で、「2021/3/21時点」でのデータとなっています。私の集計では、ベーグルの回数はフェデラーが95-4、ナダルが114-15、ジョコビッチが98-11、マレーが70-13となりました。

年別

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年別ベーグル

6-0がベーグルした回数、0-6がベーグルされた回数です。

合計でのベーグルした回数/ベーグルされた回数はともにナダルが最多です。ベーグルした回数についてはクレーでの荒稼ぎが要因です。逆にベーグルされた回数については、調子の良し悪しが今よりも極端だった若い頃に集中しています。

単年でのベーグルした回数の最多はフェデラーの2006年でなんと19回です。また、フェデラーはベーグルされた回数が圧倒的に少なく4回のみです。しかもこのうち3回はキャリア最初期なので、それを除くとベーグルされた回数は2008年のたった1回です(すごい)。ちなみに、この2008年はあのRG決勝対ナダルです。

ベーグルした回数が1回以上である年数はフェデラーナダルの18年が最多ですが、ナダルは連続年数の面で今も継続中です。集計時点ではまだ2021年のベーグルはありませんでしたが、先日のバルセロナで錦織相手にベーグルしたので、ナダルが連続年数を19年に伸ばして暫定トップになっています。

サーフェス

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サーフェス別ベーグル

ナダルのクレーで72回という数字に目が行きがちですが、フェデラーのグラスで16回が地味にすごいです。いくらグラスが得意と言っても、サーバー優位のサーフェスで相手のサービスゲームを一度もキープさせないというのはかなり難しいです(ランクにかなりの差があったとしても)。ちなみに、この16回のうちの1回はナダルです(2006年ウィンブルドン決勝)。

カーペットを除くと、フェデラーはハードで、ジョコビッチはグラスで、それぞれベーグルされたことはありません。逆にナダルはカーペット以外でのベーグルは全制覇、マレーに至ってはカーペット含めての全制覇を達成しています。

グレード別

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グレード別ベーグル

フェデラーのマスターズカップで7回というのが驚異的です(相手はトップ選手なので)。ナダルジョコビッチは、MS・GSでベーグルした/された回数がなんと完全に同じです。ナダルとマレーはデビスカップでのベーグルが多いです。ナダルはクレーが大半なのを考慮しても多いです(トップ20位以内の選手相手にベーグルしている)。マレーは相手のランクがかなり低い(ランク3桁)ことが要因です。

大会別(デビスカップは除く)

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大会別ベーグル

4人の合計が10以上の大会のみ抜粋しています。BIG4合計で最多の大会はAOです。個人ではナダルのRG20回が最多です。ちなみに、意外なことにRGではナダルの次にベーグルが多いのはマレーです。GS・MS以外ではドーハとバルセロナが2桁ベーグルとなっていますが、バルセロナナダル一人で10回を記録しています(今年の結果を加えるとバルセロナは11回)。

対ランク別

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対ランク別ベーグル

トップ10相手にベーグルした回数が最多なのはフェデラーです。逆にトップ10相手にされた回数が最多なのはナダルです。ナダルジョコビッチと比べると、フェデラーは51-100位の選手相手のベーグルの数が少ないです(あからさまに手を抜いている?)。

ダブル・トリプルベーグ

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ダブル・トリプルベーグ

ダブルベーグルの回数が最多なのはフェデラーです。逆に最小はナダルです(意外)。また全てのサーフェスでダブルベーグルを達成しているのもフェデラーだけです(グラス、クレー、ハードに加えてカーペットでもダブルベーグルがある)。2004UOや2005マスターズカップのように、上位ラウンドでもダブルベーグルがあるのもフェデラーだけです(ナダルジョコビッチは最高でもR16)。

ちなみに、唯一トリプルベーグルの経験があるのはマレーです。相手はランクなし(キャリアハイ996位、最後にランキングがあったのは2007年)なので、それぐらいの実力差がないとトリプルベーグルは難しいということです(2017年RGのナダル-バシラシビリが惜しかった)。今回の集計にマレーを含めているのは、ほぼこのトリプルベーグルのためです。