艦これイベント回顧録(2017年)

こんにちは。今度のイベントが史上初の梅雨イベということになり、困惑した提督も多いのではないでしょうか。

今回は2017年のイベントを振り返ります。2017年のイベントは次の4つです。

 

冬:偵察戦力緊急展開!「光」作戦

春:出撃!北東方面 第五艦隊

夏:西方再打通!欧州救援作戦

秋:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)

 

2017年は今でも史上最高難易度との呼び声高いあのE-7があったり、一期の締めくくりとなるレイテの前編がありました。前年までと比べると劇的な変化は少ない代わりに、イベントそのものがかなり複雑化しています。マスはどんどん増え、ギミックも手間がかかるようになったので、古参提督ですら「めんどすぎる」と評価することが多くなりました。

前回書いたように、私の友人らが軒並み引退してしまったこともあり、この2017年はかなりイベント攻略のモチベは低かったです。ただ、それでもレイテは舞台が舞台なのでそれなりにモチベは上がりました。

 

冬:偵察戦力緊急展開!「光」作戦(2017/2/11~2/28)

新規艦娘:松風、伊14(ここまで報酬)、藤波、伊13(掘り)

報酬装備:潜水空母な桐箪笥(E-1)、彩雲(東カロリン空)(E-3)

システム面での新要素は特にありません。海域数が3つで難易度も高くないので、例によってあまり記憶に残っていません()。

一番記憶に残っているのは、物議を醸した分解彩雲でしょうか。マップ前半が輸送任務であり、「任務で彩雲を分解彩雲にして輸送する」というものになります。

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E-3マップ

Eマス(揚陸)にその分解彩雲を輸送するわけですが、それ以降のマスでの勝敗に関係なく分解彩雲を消費します。つまり、ボスで敗北して輸送に失敗しても分解彩雲を消費することになるので、うっかり失敗し続けると彩雲の在庫が尽きるという割と鬼仕様です。私は腐るほど在庫がありましたし、すんなりストレートでクリアしたので困りませんでしたが、数個しか持っていなかった提督は開発するところからスタートしなければなりませんでしたし、輸送に失敗した提督はその都度彩雲を開発しなければならなかったので、開発に苦しむ提督もそれなりにいました。

E-3後半では伊13と伊14がモチーフの深海双子棲姫がボスです。ラストのグラフィックが印象的だという以外は特に記憶に残ってません()。

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E-3最終形態

最後に、2014年春から長らく続いていたダイソンのイベント連続参戦記録(ケツダイソン含む)が途切れたのがこの2017冬です。この欠席後の2017春からは再び連続参戦してきます。2014春(離島の随伴)、2014夏(Wダイソン)、2015冬(Tダイソン)の頃は苦しめられた憎き敵ですが、この頃になると好敵手のような感情を抱くようになっていたので、イベント欠席という事実に若干の寂しさを覚えた提督もそれなりにいました。・・・出てくるのがノーマルならいいんです。ケツダイソンやダイソン改、ネオダイソンは出てこなくていいです()。

 

春:出撃!北東方面 第五艦隊(2017/5/2~5/22)

新規艦娘:春日丸、Гангут(ここまで報酬)、国後、占守、神威、択捉(掘り)

報酬装備:「四周年記念」掛け軸(E-1)、一式戦 隼III型甲(E-2)、特大発動艇+戦車第11連隊一式戦 隼III型甲(54戦隊)(E-3)、試製甲板カタパルト(E-4)、一式戦 隼II型(64戦隊)(E-5)

システム面での新要素は特にありません。新要素ではありませんが、山城改二がドロップするというバグがありました(不幸だわ・・・)

新規艦娘を見ればわかるように、海防艦が実装されたイベントになります。ただ、それ以上に特筆すべき点と言えば報酬装備でしょう。今でもバリバリ有能(どころか軽くチート?)な一式戦 隼III型甲(54戦隊)一式戦 隼II型(64戦隊)が報酬でした。このイベント以降に着任した提督にとっては、東海並み(それ以上?)に欲しい装備の筆頭ではないでしょうか。どちらも戦闘機の行動半径としては最長の7を誇る上に、64戦隊に至っては出撃時の対空値が全装備中最高の18.5相当です。二式大艇などの補助なしで行動半径7のものを選ぼうとすると零式艦戦21型(熟練)しかありませんが、☆maxの零式艦戦21型(熟練)でも対空値は10しかありません。熟練度max同士で18機の制空値を比較した場合、零式艦戦21型(熟練)は67であるのに対し、64戦隊は103です(ちなみに54戦隊だと対空値12.5で、18機の制空値は78です)。64戦隊の有無によって基地航空隊の1スロットで30以上も制空値に差がつくわけですから、甲に挑むのであれば不可欠な装備です。なお64戦隊は防空時の対空値(18)としてもそれなりに優秀で、試製秋水、雷電、Spitfire Mk.IX(熟練)と同じ制空値(熟練度maxの18機で101)です。さすがに防空に関しては上位装備があるものの、それでも対空値としては8位タイの数字です(万能すぎでは???)。

また、特大発動艇+戦車第11連隊(通称:士魂)も地味にここ以外での入手手段がない装備です。ダンボール戦車ことM4A1 DDと並ぶ万能対地装備なので、これも欲しい提督はそれなりにいるかと思います(まだこちらの方は替えがききますが)。

E-5ボスコサック帽は編成的に大したことないですし、特攻もあったので全く苦労しませんでした。

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E-5撃破時

イベントそのものよりも報酬装備に関する記述の方が長いように、このイベントの記憶は全然残っていません()。以前の投稿でも書きましたが、この頃は友人提督らが軒並み引退してしまってイベントのことを共有できる相手がいませんでしたし、甲勲章の呪いのせいでイベントをあまり楽しめなくなっていた時期なので、2016年までと比べると本当に記憶に残っていません。

ただ、そんな甲勲章の呪いも次の夏イベントでついに終焉を迎えるので、2017春は私にとって連続甲勲章最後のイベントとなりました

 

夏:西方再打通!欧州救援作戦(2017/8/10~9/12)

新規艦娘:旗風、Richelieu、Ark Royal(ここまで報酬)、天霧、狭霧、松輪、Luigi Torelli(掘り)

報酬装備:Spitfire Mk.IX(熟練)(E-5)、試製甲板カタパルト(E-6)、Swordfish Mk.III(熟練)(甲)/ Swordfish Mk.II(熟練)(乙)(E-7)

システム面での新要素は特にありません。

2017夏と言えばE-7です。今でも歴代史上最高難易度と言われます。あくまでボスだけ見れば他のイベントの方が難易度が高いこともありますが、2017夏は道中の難易度が一線を画しているので、総合的に見ると一番だと思います。

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E-7マップと敵編成(甲)

G:機動部隊で第二から始まるので、水雷戦隊が相手とは言え事故る。

H:削りはともかくラストは対策する余裕がないので、完全に回避を祈るかダメコンでゴリ押すだけの酷いマス。クソガキという愛称(?)が決定的なものとなった要因。※当時はまだ東海系は未実装

Q:HやTと比べると相対的にマシ(大破しないとは言っていない)。

T:最大3体のケツダイソンとPTの組み合わせという嫌がらせマス。トリプルケツダイソンをケルベロスに例え、ケツベロスなどと呼ばれたり。

U(Boss):まともにボスと戦える状態でたどり着ければ勝機はある。たどり着ければね・・・。

 

攻略サイトの管理人やRTA勢、歴戦の甲提督らが口をそろえて「今回の甲はマジでやめとけ」と言うレベルだったこと、(よほどの暇人でもない限り)ダメコンや女神を使う前提の難易度であること、リアルの方でそこまでの時間がとれないという状況を踏まえて、初めて甲勲章を諦めることにしました(攻略する前からかなり嫌気が差すようなマップだったので、過去最高に腰が重かった)。当時は時間に余裕のある学生でしたが、イベント期間終盤に一週間ほどネットのない環境に行くことになっていました。それまでにE-7をクリアする必要があったので、甲を断念する良い言い訳を作れたということも、難易度を下げることを後押ししました。ちなみにE-7乙だとSwordfish Mk.II(熟練)が報酬として手に入りますが、これはE-3甲で既に入手していました。そのため無理に乙で攻略する必要もなく、腰が重いこともあってE-7は丙まで難易度を下げました。丙ではHマス用に対潜艦を複数用意したり、Tマスに2部隊基地航空隊を割いてもなおボスを倒せるぐらいの余裕があるぐらいには難易度が低かったです。丙だとほぼストレートでクリアできたのでとてもストレスフリーでした。

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E-7(丙)ラスト

あと、2017夏で難所だったのはE-4でした。ボスの戦艦仏棲姫が非常に硬く、ラストでなかなかトドメを刺せない提督が大量発生しました。一部の艦娘に特攻があったようですが、非特攻艦だと全然装甲を抜けません(と言うか特攻艦でも大ダメージは安定はしない?)。私はラスダン4回目でプリンツのカットインが刺さってクリアできましたが、結構な数の提督がE-4で沼っていたのを見ると、運が良かったのだと思います。

余談ですが、E-4のマップと言えば今でも定期的にネタにされますね・・・。

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E-4マップ

 

秋:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)(2017/11/17~12/11)

新規艦娘:佐渡、涼月(ここまで報酬)、対馬、伊400(掘り)

報酬装備:零式水上偵察機11型乙(熟練)(E-1)、試製東海(E-2)、東海(九〇一空)(E-3)

艦これ一期(flash版)の最後を飾るレイテの前編です。最後を飾るに相応しいボリュームと作り込みでした(ギミックが多すぎてめんどくさかった・・・)。年々イベントマップは複雑になっていますが、このレイテに関しては群を抜いてマスが多く、道中がとにかく長かったです。さすがにマスが多すぎて、運営のアルファベット割り振りが無理矢理になっていたのには笑いました。何だよZZ3って・・・

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E-4マップ

システム面での新要素は警戒陣遊撃部隊対潜支援哨戒です。また、潜水艦マスでの燃料消費が20%→8%へと、大幅に減少しました。

警戒陣の初実装であり、警戒陣の全盛期です。この時の警戒陣の回避補正は尋常ではありませんでした(敵の攻撃がまったく当たらない)。後々この回避補正は下方修正されますが、この当時の回避っぷりを知っている提督達は揃って「あの警戒陣を返して・・・」と今でも嘆いています(もちろん私も)。

遊撃部隊西村艦隊を再現するためだけに実装されたと言っても過言ではありません。艦これでは通常艦隊では最大6隻という原則は今でも変わっていませんが、このレイテ(後編含む)の時だけは、7隻編成にすることができました。もちろん非西村艦隊艦を入れて攻略することもできましたが、史実通りの西村艦隊で攻略した提督が多かった印象です(入手手段が他よりも限られていた山雲朝雲に関しては編成できない提督はそこそこいました)。まあ西村艦隊艦は全員特攻持ちなので、基本的に編成しない理由はなかったんですけどね。

E-3は初のトリプルゲージ(戦力→輸送→戦力)でした。ここまでくると無理にトリプルゲージにしないで海域を分けてほしいというのが本音です(1海域あたりの負担が減れば難易度変更も気兼ねなくできるので)。

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E-3マップ

最終海域のE-4については、ルートギミックのZ6マスが難しそうだった(ボスよりも難しかったとか?)ので最初から乙にしました。前回で甲勲章の呪いから解放されたことで、良くも悪くも少しでもめんどくさそうだと思ったら迷わず難易度を下げるようになってしまいました()。まあ乙にしてもギミックでやることが多いことには変わりないので時間はかかりましたが。

レイテと言えば西村艦隊艦が限定グラフィックになったり、専用ボイスが追加されたりしました。普段とは違って全員キリッとしたグラフィックになったのが印象的です。個人的には山城のボイスの「邪魔だ・・・どけえええええ!!!」が最高に好きです(初めて聞いた時めっちゃ笑った)。

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イケメンモードもがみん

 

というわけで、2017年の振り返りが終わりました。2016年までと比べると記憶に残っていることが少ない分、文字数もみごとに減っています。具体的には、2014年は約4000字(ただし3海域)、2015年は約7000字、2016年は約6000字ですが、2017年は約5000字です。顕著ですね()。

次回の2018年は一期最後のレイテ後編と、二期(HTML5版)最初のイベントを振り返ります。その他、一期→二期の移行の時のことも少し触れます。